MOiSAN Le pain au Naturel (モワザン）

職場のパン仲間からお仕事中こっそり「このパン屋知ってる？」というメールが。
それがMOiSAN.　http://www.moisan.jp/
パリに数店舗を構えるBIOパン屋で、今まで日本には千葉そごうにしかなかったのが、恵比寿アトレにオープンしたとのこと。同じメールを受け取った職場のパン師匠が帰りに行ってみるというので、便乗させてもらいました。

駅ビルの中にある店舗はこんな感じ。JRの改札のほぼ斜め向かいなので、結構がやがやしてます。

ここんちもガラスケースの向こうに見えるパンをお店の人にとってもらって買う対面式。このシステム、店員さんがパンをよくしっていればアドバイスをもらえたりとむしろ好きなのですが、こういう店はたいていバイトさん。オープンしたばかりのせいか慣れていない印象を受けました。

お店の看板商品サン・ジョン（Saint Jean＝聖ヨハネ。なぜ？）を量り売りで100g＝2切れ＝￥145、
その他に
ブリオッシュ・オ・ルヴァン1/2（4切れ）　￥420
ブリオッシュ・オランジュ3枚　￥200
クロワッサン　￥273
プチ・ショソン・オ・ポム　￥168
計￥1.206
かなりいいお値段です。

恵比寿ガーデンプレイスのマックでアイス・カフェ・オレを買い、それにあいそうなショソンとブリオッシュ、ブリオッシュ・オランジュ各１切れをいただきました

ショソン・オ・ポム

りんごのフィリングがおいしい。皮もサクサク。一口だったのがもったいない。

ブリオッシュ・オ・ルヴァン

とても濃い味。バターの「香り」でなくもはや「味」が口いっぱいに広がります。天然酵母のせいか、結構ずっしりして食べ応えがあります。ブリオッシュは好きですがカロリー高いわりに軽いのが玉にキズの中、これはかなり好みです（カロリーもさらに高いかもしれないけど☆）。

ブリオッシュ・オランジュ（写真右。左はクロワッサン）

こちらは同じブリオッシュでも軽くてものたりません。生地が違うのでしょうか。オレンジの香りもあまりしません。

自宅に帰って
サン・ジョン

んー。私がここんとこ美味しいバゲットを食べ過ぎたのかしら？フランスのビオ小麦を長時間発酵とききかなり期待していたのですが。ポーリッシュ法らしいみずみずしく透明感のある断面はおいしい予感を抱かせたものの、実際に食べると粉の味が伝わってきません。確か天然酵母だったと思うのですが、それにしては香りもあまりなく、見た目と味のギャップがあります。もちろん日本のパンとしてはレベルの高い方だと思いますが、それにしては価格が高すぎる。フランスの小麦を使っているから仕方がないのでしょうが、同じ金額でカナダやアメリカ、国産の小麦を使ったもっと安くてもっとおいしいハード系のパンを売る店は結構あり、フランス大好き！の私でもそちらを選びます。

同じようにフランス小麦にこだわった店としてVIRONが筆頭にあがると思いますが、あちらはVIRONという特徴的な粉をそのままいかしたバゲットを出しているので、たとえ高価でもそれはアリかなと思いますが、もとのパリの店が「健康によい」「安全」という理由でBIOの小麦を使っているのなら、日本の店はそのエスプリのみを踏襲して国産の無農薬小麦を使用してもよかったのではと個人的には思います。

クロワッサンは明日の朝ごはん用のため、食後、追記します。

追記：クロワッサン
ブリオッシュ同様、バターの味がしっかりします。生地はしっとりめ。普段はサクサク・クロワッサンが好きな私ですが、ここまでバターがきいてどしっとした感じがすると、それはよく知っているクロワッサンとは別のパンとして気に入りました。