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アヒルストア@代々木公園 [居酒屋、ワインバー]

パン&ワイン好きとしては行かねば、でも混んでそう~と思っているうちにBRUTUSで大々的に特集され、これはますます混みそう…と諦めてかけていたところ、ひょんなことからシネフィル友達のNさんと、とにかくチャレンジしてみようということに。予約が取れる直近の日は、運よく一週間のうち最も忙しくない木曜日。それから約10日間、ワクワクしながらこの日を待ち、当日は定時退社でダッシュ!! 念願のアヒルストアに行ってまいりました♪

店内に入ると、店名の由来となっアヒル口の店主ご兄妹がおでむかえ。評判どおりの美男美女です☆ あともうお一人、男性のサービスの方がいらっしゃいました。カウンターの入り口にもっとも近い端のスツール席に通されいざ、注文。

まずはワイン、のはずがあまりに種類が多く、底の浅いワイン知識しか持たないわれわれは早々に選択をギブ・アップ。先に料理を選び、合うワインを選んでもらうことに。

お料理は10種類くらいあったかな。あらかじめ頼もうと決めていたラタトゥイユ、リエット、そして暑い日だったので爽やかそうなズッキーニとえびのサラダ?を注文。すると黒板の下行3つのメインディッシュは時間がかかるのでご注文はお早めに、と促される。ベーコンとキャベツのグリル、自家製ソーセージとジャガイモサラダ、地鶏とトマトと根菜のローストのどれかひとつ、むむ、どれも美味しそう。5分以上迷った末、食べログのコメント評が高かった地鶏のローストを選ぶ。そしてもちろんパン。料理に合ったパンを適当に3種みつくろってもらうことにした。

さあ、やっとワイン。グラスだと4種類からと選択幅が狭く、迷っていると友人が「余ったら自分が飲む!」と宣言(?!)してくれたので、ボトルで注文することに。注文は「爽やかで、香りがよくて、辛口かつ注文した料理に合うもの」。
提案されたのがロワールのソービニョンが主体のもの、同じくロワールのシュナン・ブランが入った微発泡もの。アルザスのリースリング、同アッサンブラージュ。そして友人と自分の選択は見事に一致し、ロワールのシュナン・ブラン¥4500に決定。
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うわっ、これ危険だわ。想像したより炭酸が強く、辛口だけどレモンのようなグレープフルーツのようなフルーティな香り。あ、店主の方がはちみつレモンって言ってたな。まさにそんな感じ。抑制しないとくいっと飲んで大変なことになりそうだー。こんなワインがロワールにあったなんて。今日のような初夏にぴったりのお酒。

さてお料理。最初に運ばれてきたズッキーニとえびのサラダ仕立て。
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ズッキーニ、さっとゆでてるのか生なのか、しゃきしゃきしている。くたっと煮たり、グラタンにしたりと柔らかい状態でしか食べたことなかったけど、歯ごたえを残しても美味しいことを発見。えびは結構大きくプリプリ。これがくせのないズッキーニととても合う。ドレッシングのバジル(しそだったかも)のハーブの香りが爽やか。これにレモンをキュッと絞っていただきます。

パンは写真を撮り損ねました。パイナップルとカシューナッツのパン、ローズマリーのフォッカッチャ、胡椒とフルーツのフランスパン。前者2つはハード系のパンで、生地がそんじょそこらのパン屋より余程美味しい。特に素晴らしいと思ったのが胡椒とフルーツ。ドライクランベリーと胡椒のバランスが絶妙。フォッカッチャも油っぽくなく、ふかふかの生地で美味しい。

リエット。写真は少し食べてしまった後です。
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肉を脂で固めました、といった感じの伝統的なリエットとは趣を異にし、ここのは脂の代わりにブイヨンで煮詰めたコラーゲンで固めたとBRUTUSで予習済み。そのとおりさっぱりしていて、一緒に混ぜ込んだ香味野菜で味を軽くした、とてもヘルシーなリエット。ここのところお腹周りが気になっている自分には有難い。もちろん味は文句なし。胃にももたれないので、するっといけます。パンがすすむ~☆

ラタトゥイユ。これまた写真はナイフを入れて半分取り分けた後です。
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上に乗せた目玉焼きの黄身をくずして食べます。味が濃い。私事ですがリヨンにいたころに作っていたラタトゥイユが自他ともに認める美味しさで、その後、どこに住んでも同じ鍋で作っているにも関わらずあの味は出せなかった。だから美味しさの元はリヨンの味の濃い野菜のせいなのかなって思ってたけど、日本の野菜でどうやったらこの味が出せるのかしらん?

ここでパンが足りなくなったので、さらにもう1皿。サーブされたのはカンパーニュ、バゲット、ニンジンパン。
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って結構ボリュームが。

写真を撮り損ねたメインの鶏肉は1本まるまるのニンジン、丸ごとのジャガイモ、玉ねぎ、そしてトマトがどーん!鶏は皮の部分が揚げ焼きのように仕上げられ、皮がパリっとしてジューシィ。その肉に丸ごと焼かれたトマトをくずしてソースとして付けながら豪快にいただきます。

ここまで来て、あらら、やっぱり頼み過ぎだったかしら。一皿のポーションが見た目よりもずっと多いのです。そこに彼と待ち合わせの美女が私たちの横で立ち飲み。食べきれないパンをすすめナンパする私たち(?)。訊けばこの店にはお友達に連れてきてもらい何度か来ているそう。いいなぁ。

今日は早く始めたから前回のように終電を逃すことはまずないね、とか言ってたのが、気がつけば終電ぎりぎりの時間に。そして通常グラス2杯が限度の自分が、たぶん3杯は飲み、ボトルは空になっていました。お料理があとちょっとで完食なのだけど正直結構苦しい・・・。ああ、でもこんな美味しいお料理を残すなんて罪悪感が、というわけで頑張って完食。そしてお会計、¥10,600ナリ。もっといったかと思ってた。この値段でこの内容、そしてお店のなんともいえない自由な雰囲気。次は人気のアボガドとタコのサラダを食べようね、と早くも再訪を誓い店を後にしました。

残ったパンはかわいい紙袋に入れておみやげにしてくれました。
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余談ですが、翌朝はさすがにジュース1杯しか胃に入らなかった。二人なら前菜2+メイン1皿が適当かな。食いしん坊二人が欲張りすぎました。




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flottemente

初めまして♪アヒルストア気になっているバーです。ふら~っと入れることは難しいでしょうか?
by flottemente (2011-06-02 12:56) 

cona_mon

flottementeさん、こんにちは。ブログ訪れてくださりありがとうございます。
お返事遅くなりすみません。私たちが行った時は、外で待っている客は常時いたものの、多くても2組ぐらいでした。回転も悪くありません。基本は立ち飲みのお店なので、1~2人であれば場所を詰めてもらうなどして入店できるようでした。
flottementeさんの感想も楽しみにしていますね。
by cona_mon (2011-06-06 00:27) 

flottemente

アヒルストアーの情報有難うございました!
是非、ぷら~っと行ってみますね。
タイミングと縁があれば、入れるでしょうね(笑)

by flottemente (2011-06-06 17:52) 

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