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麹町カフェ@半蔵門 [ランチ]

遅いランチを一人、永田町近辺で取らなければならなかったので、1駅乗って麹町まで行き、今までランチタイムに入れたことのない「麹町カフェ」にトライすることに。店に電話するとちょうどランチタイムの客が帰りはじめた頃とのこと。到着するとビジネス街の土曜の2時過ぎだというのに、ランチ客で席の9割方は埋まっていました。さすが人気の店。写真のカウンター席もこの後埋まりました。
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前夜の遅い夕食とお酒が胃にもたれていたので、野菜多めの軽い食事にすることに。サラダとスープで迷いボリュームを尋ねると、サービスの方がこっそり「あんな感じです」とサラダを注文した席を示してくれました。どうみても二人分はある・・・。というわけでスープ・ランチをチョイス。今日のスープはトゥーラン豆とたっぷり野菜の "サンバル" スパイシーサワースープ(パン、サラダ付)。

まず自家製のパンとミニ・サラダがはこばれてきました。サラダはいたって普通。麹町カフェはパンで有名になったと言っても過言でないカフェなので、パンは当然美味。2,3回パンを買ったことのある九段のFactoryがここのパン工場にあたります。丸いパンはよもぎかほうれんが練り込んであり、爽やかでおいしい。
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そしてメインのスープ。
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って、スープ皿、でなくて鍋(!)大きいんですけど…。これはボリューム的にはサラダとあまり変わらなかったかも。

スープは土鍋でふつふつと沸騰した状態で供されます。猫舌の私は少し待ってから食べました。
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インド風というからカレー味を想像したけど、全然違いました。クリーミィでマイルド。もちろんスパイスはきいていてクミンの香りが豆によく合います。量が多いと思ったけれど存外さらっとしているのと、こちらはベジタリアン・ディッシュで動物性油脂を使っていないせいか、もたれることもありません。食べ終わる頃には5月にしては寒い梅雨の中を歩き、冷え切っていた体がすっかり温まりました。

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ベルグの四月@横浜市青葉区のマカロン [スイーツ]

またひとつ年を取りました(^_^;)
そこで誕生祝いに、先日のカピバラクッキーのKちゃんが、たまプラーザの名店「ベルグの四月」のマカロンをプレゼントしてくれました。
Kちゃんありがとう!!

宝石箱みたいな六角形のステキな箱に、これまた宝石のように色とりどりのマカロンが詰められています。手前のイエローのレモン・マカロンから時計回りに、ストロベリー、モカ、チョコレート、ピスタチオ、中央のホワイトがバニラです。
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箱にはこんな文言が。
Gâteaux ressemblent à la musique.
Dépassant l’espace et le temps,
la mélodie du goût grise votre coeur.
お菓子は音楽に似ている。
空間と時間を超えて、
味覚のメロディーはあなたの心を酔わせる。

夜だけど誘惑に負けてひとつ頂くことにしました。最初の一個はモカを選択。
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ここんちのマカロンは高さがあって、全体的にコロンとしています。マカロン生地を割ってみると、カリッとした外側の中には空洞があり、そしてねっとりとしたケーキのような部分が。原材料を見ると小麦粉を一切使わず、砂糖とアーモンド粉、卵白だけで生地を作っているようです。なのでさっくりと軽い感はあまりないかわり、食べるとかなりの満足度。今回は夜だったのでほうじ茶がお供でしたが、エスプレッソが最も合いそうです。

それにしてもフィナンシェやナッツ粉を使ったお菓子って美味しい。まったく誰がナッツを粉にしてお菓子に使おうなんて考えたんでしょうね。天才!

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アヒルストア@代々木公園 [居酒屋、ワインバー]

パン&ワイン好きとしては行かねば、でも混んでそう~と思っているうちにBRUTUSで大々的に特集され、これはますます混みそう…と諦めてかけていたところ、ひょんなことからシネフィル友達のNさんと、とにかくチャレンジしてみようということに。予約が取れる直近の日は、運よく一週間のうち最も忙しくない木曜日。それから約10日間、ワクワクしながらこの日を待ち、当日は定時退社でダッシュ!! 念願のアヒルストアに行ってまいりました♪

店内に入ると、店名の由来となっアヒル口の店主ご兄妹がおでむかえ。評判どおりの美男美女です☆ あともうお一人、男性のサービスの方がいらっしゃいました。カウンターの入り口にもっとも近い端のスツール席に通されいざ、注文。

まずはワイン、のはずがあまりに種類が多く、底の浅いワイン知識しか持たないわれわれは早々に選択をギブ・アップ。先に料理を選び、合うワインを選んでもらうことに。

お料理は10種類くらいあったかな。あらかじめ頼もうと決めていたラタトゥイユ、リエット、そして暑い日だったので爽やかそうなズッキーニとえびのサラダ?を注文。すると黒板の下行3つのメインディッシュは時間がかかるのでご注文はお早めに、と促される。ベーコンとキャベツのグリル、自家製ソーセージとジャガイモサラダ、地鶏とトマトと根菜のローストのどれかひとつ、むむ、どれも美味しそう。5分以上迷った末、食べログのコメント評が高かった地鶏のローストを選ぶ。そしてもちろんパン。料理に合ったパンを適当に3種みつくろってもらうことにした。

さあ、やっとワイン。グラスだと4種類からと選択幅が狭く、迷っていると友人が「余ったら自分が飲む!」と宣言(?!)してくれたので、ボトルで注文することに。注文は「爽やかで、香りがよくて、辛口かつ注文した料理に合うもの」。
提案されたのがロワールのソービニョンが主体のもの、同じくロワールのシュナン・ブランが入った微発泡もの。アルザスのリースリング、同アッサンブラージュ。そして友人と自分の選択は見事に一致し、ロワールのシュナン・ブラン¥4500に決定。
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うわっ、これ危険だわ。想像したより炭酸が強く、辛口だけどレモンのようなグレープフルーツのようなフルーティな香り。あ、店主の方がはちみつレモンって言ってたな。まさにそんな感じ。抑制しないとくいっと飲んで大変なことになりそうだー。こんなワインがロワールにあったなんて。今日のような初夏にぴったりのお酒。

さてお料理。最初に運ばれてきたズッキーニとえびのサラダ仕立て。
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ズッキーニ、さっとゆでてるのか生なのか、しゃきしゃきしている。くたっと煮たり、グラタンにしたりと柔らかい状態でしか食べたことなかったけど、歯ごたえを残しても美味しいことを発見。えびは結構大きくプリプリ。これがくせのないズッキーニととても合う。ドレッシングのバジル(しそだったかも)のハーブの香りが爽やか。これにレモンをキュッと絞っていただきます。

パンは写真を撮り損ねました。パイナップルとカシューナッツのパン、ローズマリーのフォッカッチャ、胡椒とフルーツのフランスパン。前者2つはハード系のパンで、生地がそんじょそこらのパン屋より余程美味しい。特に素晴らしいと思ったのが胡椒とフルーツ。ドライクランベリーと胡椒のバランスが絶妙。フォッカッチャも油っぽくなく、ふかふかの生地で美味しい。

リエット。写真は少し食べてしまった後です。
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肉を脂で固めました、といった感じの伝統的なリエットとは趣を異にし、ここのは脂の代わりにブイヨンで煮詰めたコラーゲンで固めたとBRUTUSで予習済み。そのとおりさっぱりしていて、一緒に混ぜ込んだ香味野菜で味を軽くした、とてもヘルシーなリエット。ここのところお腹周りが気になっている自分には有難い。もちろん味は文句なし。胃にももたれないので、するっといけます。パンがすすむ~☆

ラタトゥイユ。これまた写真はナイフを入れて半分取り分けた後です。
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上に乗せた目玉焼きの黄身をくずして食べます。味が濃い。私事ですがリヨンにいたころに作っていたラタトゥイユが自他ともに認める美味しさで、その後、どこに住んでも同じ鍋で作っているにも関わらずあの味は出せなかった。だから美味しさの元はリヨンの味の濃い野菜のせいなのかなって思ってたけど、日本の野菜でどうやったらこの味が出せるのかしらん?

ここでパンが足りなくなったので、さらにもう1皿。サーブされたのはカンパーニュ、バゲット、ニンジンパン。
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って結構ボリュームが。

写真を撮り損ねたメインの鶏肉は1本まるまるのニンジン、丸ごとのジャガイモ、玉ねぎ、そしてトマトがどーん!鶏は皮の部分が揚げ焼きのように仕上げられ、皮がパリっとしてジューシィ。その肉に丸ごと焼かれたトマトをくずしてソースとして付けながら豪快にいただきます。

ここまで来て、あらら、やっぱり頼み過ぎだったかしら。一皿のポーションが見た目よりもずっと多いのです。そこに彼と待ち合わせの美女が私たちの横で立ち飲み。食べきれないパンをすすめナンパする私たち(?)。訊けばこの店にはお友達に連れてきてもらい何度か来ているそう。いいなぁ。

今日は早く始めたから前回のように終電を逃すことはまずないね、とか言ってたのが、気がつけば終電ぎりぎりの時間に。そして通常グラス2杯が限度の自分が、たぶん3杯は飲み、ボトルは空になっていました。お料理があとちょっとで完食なのだけど正直結構苦しい・・・。ああ、でもこんな美味しいお料理を残すなんて罪悪感が、というわけで頑張って完食。そしてお会計、¥10,600ナリ。もっといったかと思ってた。この値段でこの内容、そしてお店のなんともいえない自由な雰囲気。次は人気のアボガドとタコのサラダを食べようね、と早くも再訪を誓い店を後にしました。

残ったパンはかわいい紙袋に入れておみやげにしてくれました。
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余談ですが、翌朝はさすがにジュース1杯しか胃に入らなかった。二人なら前菜2+メイン1皿が適当かな。食いしん坊二人が欲張りすぎました。




地元川越にて撮影散歩 そして飲み@竹蔵 [居酒屋、ワインバー]

フォト・ピクニックでお知り合いになった方が写真仲間と一緒に川越に来る、というので途中から同行させていただきました。
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川越を初めて訪れる人たちの反応に、見慣れた風景も新鮮に映ります。喜多院の五百羅漢、もう見飽きたと思っていましたが、皆さんの感動ぶりに触発され私も新たな発見がありました。

さて、お茶をするつもりがいい時間になっていたため、急きょ飲み会に変更。地元で飲むことは滅多にないのでよい店などまったく知らない私。繁華街の場所まで案内し、お店選びはお任せ。なんでもありそう、と入ったのが本川越駅近くの「竹蔵」さん。こちらは5人客。堀りごたつの座敷に通されました。

まずはお通し。
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鶏のハム?にえび、つぶ貝、和えもの。見た目が懐石風で美しい。

板塗りつくね、だったかな? ナンコツ入りの鶏つくね
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添えられた卵の黄身と醤油を混ぜて、つくねに付けていただきます。

カマンベールとクリームチーズのフライ
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カマンベールにはあら塩を、クリームチーズにはフルーツソース(ジャム)を付けるのがおすすめとのこと。春巻きの皮に包んで揚げたカマンベールが美味しい!

じゃがバターの味噌炒め
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料理名から一体どんなもの?!と興味津津で注文した一皿。ピーナツ入り甘味噌を揚げたじゃがいもにからめてあります。これは箸がすすむ!

ふわふわのだし巻きたまご
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クリームチーズと鮭の鮭盗
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これぞ酒飲みのつまみ!お酒はやっぱり日本酒で。お皿には6個ありましたが、写真は両端を食べてしまった後です(笑)。

おしんこ
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こちらも美しく盛られています。

写真を撮り損ねたものに、湯葉となすのおひたし(私のリクエスト。美味!)、さらにあさりバター蒸し、焼き鳥盛り合わせ、自家製さつまあげを注文。よく食べ、飲み、話しました!

楽しい時間はあっという間に過ぎ、気がつけば4時間近くが経っていました。お料理も一品一品が丁寧に作られており、大満足。その他甘いお酒やソフトドリンク系飲み物をおおよそ一人2杯、日本酒を三合頼み、お会計は計¥16,000とちょっと。一人当たり¥3,000。川越、やはり安い!

ほとんどが初対面の方でしたが、ホント楽しい飲み会でした。

gentille@中目黒でランチ&お茶 [カフェ]

以前に訪問したことののある中目黒のパン屋さんgentille(http://blog.so-net.ne.jp/cona-mon-hebdo/2010-10-10-2/trackback)2階はカフェになっていて予約もできるということで、元同僚が予約してくれてGWのはじめにランチ&カフェでお邪魔しました。
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テーブルは4人掛け×1、3人掛け×1の2つしかないちっちゃなカフェ。食事メニューはサンドイッチ、クロックムッシュのみですが、1階のパンをここで食べることもできます(飲み物注文は必要と思われる)。

今回はサンドイッチ。アボガドとエビとクランベリー。
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サンドのパンが美味しいのはもちろん、サラダもおいしい。ドレッシングが酸っぱすぎず、甘くもなく自然な感じ。

誘惑に負けてデザートにパン・ペルデュ(フレンチトースト)とカフェオレ。
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パン・ペルデュ、作りおきを温め直しても美味しいんですねえ。こちらももともとのパンが美味しいから当然美味しい。レーズンたっぷりのレーズン食パンがベース。生クリームとメープルシロップをたっぷりつけて召し上がれ。

すっかりまったりした土曜の午後でした。


小麦と酵母 濱田屋@三軒茶屋 [パン屋]

レ・サンク・サンスを後にし、三軒茶屋駅までてくてく歩いていたら、何やら1杯飲み屋のような、でも写真で見覚えのある店が。
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和風パン屋さんの小麦と酵母 濱田屋さんでしたか。のれんはすっかり色褪せて文字見えなくなっていますが。

ガラガラと引き戸を開けて入ると、3人も入ればいっぱいと思える2坪程のせま~い店内。そこに食欲をそそるパンがぎっしり。私の他二人の客はともに初老の男性。やっぱり飲み屋?!
ひとつひとつ見ると、食パンやハード系のパンに混ざってひじきパン、ソーセージパン、角煮パンなどが。うん、おじさんが好きそう。
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その中から私は春そぼろのパン¥170と、レ・サンク・サンスで売り切れていたので買えなかったクロワッサン¥160、くるみのパン¥200をゲット。お店の店員さんもとても感じがよく、どこか近くで座って食べられる公園がないか尋ねたところ、カフェが併設されていないことを詫びられ(!)、親切に教えてくれた。ただ過剰包装が気になる。どう包むか訊かれたので、持ち帰り用と公園で食べる分と分けて欲しいといったら、個々にキレイに包装されたパンをさらにビニル手提げ袋2つに分けてくれた。うーん、私の伝え方が悪かったのか。私はくるみとクロワッサン同じ紙袋に手提げひとつでよかったんだけどね。どうも私はこの日本ではスタンダードとなっている個別包装というのにものすごく罪悪感を覚える。ゴミ増えるし。

さて、ローソンでペットボトルのお茶を買い、公園で試食した春そぼろ。
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和を生かしたお洒落な包装(だから私には無駄だって・・・)

肝心のパン。
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生地は白く、かなり粉っぽい。こういう生地なのか焼きが足りなかったのか不明。モチやおにぎりに食感が似てる気がしなくもない。具の鶏そぼろはしょうゆ系の薄味。一緒に入っているタケノコや菜の花は味と食感にアクセントを加え、よい組み合わせ。もっとぎっしり入っていたらもっと嬉しかった。確かにこの味ならあっさりしたパンが合う、とするとやはりこういうパン生地なのか。パンを食べている気はしないけど、美味いか?と訊かれれば美味いと答える思う。もはやこれはパンではなく小麦粉と酵母を使った和食。花見をしながら食べたいなあ。

クロワッサン
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可もなく不可もなし。懐かしい味。

くるみのパン
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こちらも詰まってはいるけど食感は柔らかめで優しい味の生地。何もつけずに1個いけそう。

ヨーロッパのパンを本物とするなら、ここのは本当のパンとはいえないかもしれない。でもパン文化が世界中にあり、小麦を酵母で発酵させた食品をパンと呼ぶなら、濱田屋のパンはまさに日本が生んだパン。初老の男性が嬉しそうにパンを選んでいったのが分かったような気がしました。

レ・サンク・サンス@三軒茶屋 [パン屋]

3.11の後しばらくは、計画停電による電車の間引き運転のため職場に行くのも一苦労の日々が続いた。そのため帰社後は寄り道せずまっすぐ帰宅。土日も遠出せず、始めたばかりのヨガ教室はこれまた計画停電でレッスン数が激減して参加できず、気がつくと電車はほぼ正常に動き始めたっていうのに怠惰な生活の毎日。そして3月中にカットする予定だった髪はぼうぼうに伸びている。イカンイカン。そんなこんなでGWに入り重い腰を上げて行きつけの二子玉川の美容室へ。そしてどうせ田園都市線使うなら、やはりパン屋巡りも欠かせない。

今回は三軒茶屋へ。「パリの空の下」が第一目的だったけれど、お休み(>_<)。TEL非公開のため営業を事前に確かめられないのがネック。で、そこから3分程歩いたところにある「レ・サンク・サンス」を訪れました。ここは以前に訪れた三軒茶屋ル・ボヌールの姉妹店。ル・ボヌールのシェフはパリの老舗パン屋、ポワラーヌの職人だったというフランス人。この店も三色旗が飾ってあったりとコンセプトとして「フランス」を前面に押し出しています。でも粉は全部日本産使用なんだって。
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ブルーの外壁が鮮やかなパリっぽい外観。完全に周囲から浮いています(笑)。
午後5時近くとあって、商品はあまり残っていなかったものの、お目当てのロデブを初め、下記の商品をゲット。
・ロデブ(量り売り)¥292のカットを1つ
・バゲット1/2 ¥150 (1本だと¥300)
・アンティーク1/2 ¥210 (ホールだと¥420)
・ショソン・オ・ポム ¥380
・タルトレット・オ・ポム ¥420

ショソン・オ・ポムは「焼き立て」と書かれていて、せっかくなので近くの公園でおやつに。わんこや猫、ハトが寄って来て大変だった。
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ほろほろと崩れる薄めのパイ生地に、甘酸っぱいとろとろのりんごジャムがたっぷり。
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まだほんのり温かくよりジャムの酸味がきわだっていました。フランスのパン屋さんで子供たちが学校帰りのおやつに買う、そんなお菓子パンを彷彿させる素朴な味。でもそれにしてはお値段高めです。サイズも本家に倣ってなのかかなり大きいので、日本では大きさを小さくして、もうすこし手ごろな価格にしてほしいな。

帰宅して
アンティーク
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一度炒った小麦を使用しているそう。とても香ばしい代わりに小麦の甘さはほとんど感じられない。かなり強い味のパンなのでバターとジャムでは負けてしまう。パテとかリエットを合わせたらいいんだろうか?個性的な味なので好き嫌い分かれる。私は単独だとちょっと辛いけど、合わせる料理によっては料理をより引き立たせる気がする。

ロデブ
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高橋先生の「少しのイースト」にレシピが載っていたけど、実物を見る&食するのは初めて。フランスの地名なんですね。ロデブに旅した方の報告が面白かったです。http://wineotaku.exblog.jp/tb/12115178 大阪には大阪焼はないのと同じ?!
さて、ロデブはものすごい加水率で焼き上げるパンで、手にした感じから通常のパンと違い、ずしっと重い。クラスともしっとり。気泡は当然大きい(サンドイッチには難しそう)。
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口に含むと想像通りしっとりだが、歯切れはよい(=ひきはあまりない)。酸味も結構あるので、たっぷりの発酵バターが合いそう。太るのさえ気にしなければ!

バゲット
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水分が多いからのか、国産粉だからなのか、結構もちもちした酸味のある生地。私の好みからははずれていた。高いしな~。

タルトレット・オ・ポム
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先のショソン・オ・ポムが子供向けだとすると、こちらは大人向けのりんごパイ。生のりんごを使っているので、りんごの香りがよく残っており、生地はバターの風味が心地よいしっとりとした厚めのパイ生地。パイ生地とりんごのフィリングのバランスが良く、自分の好みにどんぴしゃりでした。ポワラーヌ出身のシェフ、デリアン氏の真骨頂といえそうな程、ポワラーヌの人気おやつパン、タルトレット・オ・ポムにそっくり。しかし…\430は高いなぁ。ケーキと変わんないじゃん。りんごに紅玉とか使ってると仕方ないのかもしれないけど。あ、でもポワラーヌのも気軽に買えるおやつじゃなかったのを思い出した。貧乏学生だったので・・・。

ル・ボヌールが毎日通える街のパン屋さんだとすると、こちらはその高級バージョン。ハード系のパンはル・ボヌールより種類が多く、よりフランスのパン屋っぽい。パンもお店の人に取ってもらう仕組み。こ洒落たケーキ(タルト)やフランス食材なぞも置いてあり、差別化をはかっていることが分かる。でもこの程度の差だったら、私ならル・ボヌールに行くかなあ。だって、ル・ボヌールのバゲットで十分美味しかったもの。そしてどうせ高価なパンを買うなら、1駅歩いてシニフィアン・シニフィエに行ってしまう。
ただこの店は(も)住宅街の中なので、近隣の住民には焼き立ての美味しいパンが、思い立ったらすぐ買える。そして毎日のパンは商店街で買い物ついでにル・ボヌールで、と。三軒茶屋の住民は恵まれてます。

ちなみにエコ・バッグ持参で店のビニル袋を断ると¥5割引きしてくれます。持っててよかった。

カピバラさんクッキーを作ってみた [お菓子作り]

職場のカピバラ仲間?Kちゃんのお誕生日にカピバラさんクッキーを焼くことにした。
クッキーを焼くなんていったい何年ぶりかしらん。
小学生の頃、自分がはじめて作った焼菓子がクッキーだったなあ。

まずはカピバラさんの型作り。
ネットでいろいろ調べて、結果、牛乳パックとアルミ箔で作ることにした。
こんな感じ。
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裏はこう。
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ふぅーっ。生地よりこっちの方が大変だった。

クッキー生地は高橋雅子先生の「tecona bagle wowks」のクッキーレシピを借用。
きれいに型抜きするため、生地は冷蔵庫で一晩寝かせました。

型抜きは耳の部分が小さすぎてうまくいかない。ウェンガーのパーリングナイフで微調整することにした。

焼きあがりは思ったより膨れて、顔デカっ。あきらかにカピバラでなくクマになったものの方が多い。
チョコペンで目を描き、鼻と口の細い線はチョコペンに筆代わりの楊枝を駆使して描きこむ。

完成。
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上の写真はなんとかカピバラさんに見える数少ない成功例。全体の半数以上はクマかイヌに。
生地はかなーり甘く卵の味がする。小さな頃食べたクッキーってこんなだったかな。懐かしい味。

Happy Birthday Kちゃん!!



この3カ月 [その他]

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実に約3カ月ぶりの更新。この間、まずプライベートで明日をも知れない、という状況になり、そして3月11日の震災。確実な未来などないのだな、と実感する日々。

そして今回の震災で、関東に住む私たちの食生活が、いかに東北の農水産業に負っているか、ということを実感した。毎日のお味噌汁に入れるわかめ、職場のあるビルに入っているお弁当屋さんの野菜が入荷できないと聞きまで東北産だと知らなかった。これでは自分が嫌う「土も触ったことないくせに、美味いの不味いの言う東京人」と同じだ。

今、自分にできることは何なのか。とりあえず災害対策本部へ寄付金を送ったけれど、ボランティアをするには諸々の条件から自分には難しく、その後が思いつかない。そんなとき、とあるサークルからのイベント告知メールで「被災しなかった私たちは通常の生活を送る義務がある」とあり、それが今の自分の指針になっている。いつか自分が必要とされたときに元気でいられるように。

そんなわけで、計画停電が(とりあえず)なくなった後はオーブン使いケーク・サレやケーク・シュクレを焼いたりしてます。あと今年はいちごジャムも随分作りました。やっぱり手仕事っていい! 節エネルギーを気にしつつも、これからもいろいろ焼いていきます。

写真は目黒川の桜祭り。誘ってくれたOさん、ありがとう。


Breadal One@千歳烏山 [パン屋]

先日1歳になった息子ちゃんに会いに、千歳烏山の友人宅へお邪魔した帰り。5時近くであることに気づき千歳烏山駅から徒歩5分ほどにある京王線人気パン屋さんベスト3のひとつ、Breadal One(ブレッダル・ワン)へ寄りました。なぜ5時かというと、このパン屋さん12:00-14;00、17:00-19:00と営業時間が変則的かつ極端に短いのです。線路脇を仙川方向へてくてく歩き、店が見えてきたのが5時ぴったり。すでに10人ほど並んでます。
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お店は客が2,3人入ればいっぱいになってしまうほどの狭さ。客2組が店内に入り、前の客が購入している間に次の客は並べられたパンを見て買うものを決める、という暗黙のルールがあるようです。外で並んでいる間にもガラスの壁越しに店内が見えるので、おおまかに買うものを決めました。友人がここはハード系が美味しいというので、棚に並ぶハード系パンの中からレーズン・ハースを買おうと決めました。あとなんとかスティックもおつまみっぽくて美味しそうです。
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並んでから30分後、やっと店内に。が前のおっさん、私が買うつもりだった商品を次から次に大人買い!レーズンハースもなんとかスティックもオリーブパンもおっさんに持って行かれてしまいました。その量手提げ袋3個分、計¥2.750ナリ。が~ん。ど、どうしよう・・・。ふと壁を見ると「水・土曜限定カンパーニュ 焼きあがり17:30頃」とあり、レジの女性にダメモトで訊いてみると「あと1分程で焼きあがり…」、すると厨房から「これ1本、もう持って行っていいよ」。やったー!

(狙っていた)レーズン・ハースはもうないですよね~と言うと、「フルーツ・カンパーニュならちょうど焼きあがりです」ということで、こちらもハーフでGET。ハード系2種を手に入れました。その他クロワッサン、バニラシュガー・ブリオッシュ、りんごクリームデニッシュ、クリームパンとおやつ系を買い、合計¥1.450。ハード系はまだ熱々なので紙袋の口を開けて冷ましながら駅に向かいます。

駅の近くのエクセルシオール・カフェで一息。ルール違反ですがクリーム・パンを試食。
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パン生地は普通においしい。クリームは、う~ん、この香りなんだろう。オレンジのようなちょっと鼻につんとくる、たぶんリキュール? イタリアのお菓子がよくこんな香りがするのだけど正直私はあまり好きではない…。好きな人もいるはずだけど、ゴメンナサイ、リピはなし。

帰宅してカンパーニュ。
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これは美味しい! 生地の水分、目のつまり具合、かなり好みです。酸味はほとんどなく粉のうまみ、甘みが口の中でじんわり。バターなしでもじゅうぶんいけますが、無塩バターをつけたらさらにウマい。止まらなくなりそうで慌ててやめました。

フルーツ・カンパーニュ。
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これもビンゴ。カンパーニュと銘打っていても先のとは別物で、しっとりした生地にレーズン・クランベリー・いちじく、ヘーゼルナッツ他ドライフルーツとナッツがぎっしり。ケーキみたい。うすーく切って紅茶のお供にとお菓子感覚でいけそうです。もちろんチーズも合いそう。

おやつパン3種。
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りんごクリームデニッシュ、こんなに大きいの1個全部は食後に食べられない、と思ったらりんごのさわやかな甘み、やさしい味のカスタード、アクセントのアーモンドが軽くてサクサクのデニッシュ生地に包まれて、軽く1個いっちゃいそうに。ここ最近太り気味なので半分でガマンしました。
クロワッサンとブリオッシュは冷凍して後日試食です。

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